乳児湿疹とは、乳児期 (1才まで)に出現すす発疹をまとめて呼ぶ名称です。

乳児湿疹と診断されても、あきらかに原因がわかり、きちんとした他の病名、たとえば汗疹(あせも)と診断できるようなら、乳児湿疹との診断名は避けて汗疹と診断した方がよいと思われます。
しかし乳児の湿疹には、原因がわからないものが多いのが現状です。

乳児湿疹の傾向として、顔面を主として紅斑(赤み)、丘疹(ぶつぶつ)、かさかさ、びらんなどの湿疹病変がみられます。
発疹の部位としては、口のまわりやあご、首などに多くみられます。
湿潤と乾燥を繰り返すことが、乳児湿疹の発疹の特徴です。

乳児湿疹では、生後1か月ごろから、頭や顔、耳のうしろから胸や背中に湿疹ができ水の分泌があったり、ただれたり、かさぷたのようになることもあります。
乳児は、強いかゆみのために顔をこすりつけたり、寝つきが悪くぐずったりします。

乳児湿疹は、皮膚の状態を悪くしておくとアトピー性皮膚炎に移行する場合があります。
きちんと治療を受け良い皮膚の状態にしておくことが、乳児湿疹の管理の大切な点です。

赤ちゃんの乳児湿疹で悩むお母さんはアレルギーなどの心配をする前に食事に注意しましょう。
妊娠中の反動で脂肪分や糖分などカロリーの高い食事は控えましょう。
また母乳の出をよくするため、多量の牛乳摂取も避けるべきでしょう。

乳児湿疹は、ほとんどの場合、6か月ごろまでには見られなくなります。

アメリカには「乳児湿疹」という病名はありません。
日本でも乳児アトピー性皮膚炎や脂漏性皮膚炎、接触性皮膚炎との鑑別が困難なときには、乳児湿疹の病名をつける傾向があります。

健康問題は専門医の相談を受けるようお願い申し上げます。


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